5校時、3年生は総合的な学習の時間で、 重度難聴のYUMIEさんのお話を聞き、疑問に思ったことなどを質問して、聴覚障害についてに理解を深める学習をしていました。
YUMIEさんは2歳のときに、進行性の感音難聴にかかり、両耳の聴力をほとんど失いました。
3歳でリオネット補聴器と出会い、「補聴器は私を支えてくれるかけがえのない存在で宝物」だそうです。
18歳の時にボディーボードと出会い、各地で修業を重ね、2003年にJOB(日本のプロボディーボーダーの組織) のプロテストに合格されました。その後、2005年に世界初のWDSA(聴覚障害者の男女混合世界選手権) オーストラリア大会で優勝されました。
また、2006年の世界ツアーでは日本人最高位の9位入賞されました。
さらに、2007年IBA(ワールドツアーを運営しているボディーボーダーの組織)世界ランキング13位、トップシードという快挙を成し遂げられました。
そして、今年の7月に行われたボディボードの大会に14年ぶりに出場し、見事に優勝を果たされました。
YUMIEさんは現在、「一般社団法人 陽けたら海へ」の代表理事をされるとともに、「ボディーボードインストラクター兼メンタルトレーナー」として活躍をしています。と語るのは「プロボディボーダー兼インストラクター兼メンタルトレーナー」及び「ヨガインストラクター」として幅広くアクティブに活躍されています。
「目標をもっても難聴が原因で叶わず、未来に期待をもてない時期がありました。でも、今思うとそれは耳のせいにしていただけだったんです。そんな過去に対して、そんなことはない、やればできる。という思いが今の原動力になっています」
「私もプロのボディボーダーやヨガインストラクターになることができました。聴こえないということは関係なく、挑戦をすることで聴こえないことが個性になり、強い武器になることがあるんです。観察力が優れていたり、音ではない心の声を人から読み取ることができたり。そんなみんなの個性が発揮できる世の中になるように、これからも頑張りたいです」