「ごんぎつね」の作者である新見南吉さんの故郷、愛知県半田市を流れる矢勝川の土手は、毎年この時期、彼岸花で真っ赤に染まっています。
「ごんぎつね」のお話の中でも彼岸花が描かれています。
新見南吉さんが書いた「ごんぎつね」は、書籍化するにあたり、文章表現が変えられています。
特に、印象的な第6場面のラスト、教科書では、
「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは」
【ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。】
兵十は火縄銃をばたりと、とり落しました。青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。
ですが、
新見南吉記念館にある草稿「権狐」(スパルタノート)を読んでみたら、
【権狐はぐったりなったまま、うれしくなりました。】
となっていました。
結末での表現の仕方で、いろいろな見方・考え方、解釈ができますね。
「新見南吉記念館」のウェブサイトを訪ねてみると、今まで知らなかった「ごんぎつね」に出会えるかもしれません。
4の1の様子です。