3・4校時、6年生はプールで、着衣泳を行いました。
水から自己の生命を守ることは、水泳指導の大きなねらいの一つです。
学習指導要領にも、「着衣のまま水に落ちた場合の対処の仕方については,安全確保につながる運動との関連を図り,各学校の実態に応じて積極的に取り扱うこと。」と明記されています。
着衣泳とは、水難事故に遭遇したときなどに、服を着た状態で浮いたり移動したりする方法です。
着衣のまま急に水に落ちてしまったとき、無理に泳ぐことなく、救助されるまで呼吸を確保し、浮いていることにより、「自分の生命は自分で助ける」という自らの生命維持を目的としています。
実際に起こる水の事故は、海、川、湖などの自然環境において着衣のまま発生することが多いです。
着衣での水泳指導の目的は水の事故を未然に防ぐため、プール等での水着での泳ぎと違う泳ぎの難しさを身をもって体験させ、そこから不慮の事故に出会ったときの落ち着いた対応の仕方を学ばせることにあります。
そこで、体力を温存したり、体温を保持したりしながら、長い間浮くこと(浮き身)の練習を行いました。
子供たちは靴を履いたまま、服も着たままで水の中を歩いたり、クロールや平泳ぎで泳いだりして、着衣による困難な状況を体験しました。
その後、ペットボトルを用いて、体を水に浮かせる練習を行いました。